2020年3月2日

リノベーション前に知っておくべきお金のこと

家のリノベーションを行ううえで、事前に知っておくべきこととして『お金のこと』があります。

前もって、お金についてのポイントを抑え、確認しておかなければ、どんなに工事が成功しても、費用面や今後の暮らしに、後悔や不安を抱える可能性があります。

リノベーションを行うにあたって、下記の4つのポイントを確認しておきましょう。

予算を立てる

リノベーションにおいて重要なのは、かけることの出来るお金を出して、無理のない使い方をすることです。リノベーションに無理をしてしまうなら、その後の暮らしに影響してしまうからです。

リノベーションの予算を立てる際には、貯蓄や将来的に予想される出費をリストアップしましょう。ライフプランシミュレーションを行いリノベーションと照らし合わせることで、リノベーションに使えるお金を算出し、大まかな予算を立てることが出来ます。

また、リノベーション時のお金だけではなく、その後の家にかかるお金も想定しておくことは大事です。ランニングコストやメンテナンスコストも意識することで、現実的な予算が立てられるだけでなく、生活していくうえで節約できる設備機器や建材を選ぶうえでも役立ちます。

ローンの確認

ローンが使えるか否かについても確認しておきましょう。ローンが組めると、予算に余裕が生まれ、リノベーションの際の資金不足による妥協を抑えることができ、満足度が高まります。

ローンを組む場合は、返済計画を具体的に立てることが重要です。具体的にいくらの融資が受けられるかは、返済可能な額に基づくので、最初に月々の返済可能額を算出しましょう。月収をベースに毎月の出費を洗い出し、毎月無理のない返済が行える金額を算出することで、リノベーション予算に追加できる資金も分かります。

住宅ローンの返済途中でも、新たに借りられる場合もありますし、中古物件の購入と合わせてローンを組める場合もあるので、ローンの確認をしておくことは、住宅購入やリノベーション範囲の幅が広がります。

補助金・助成金・減税制度の確認

リフォームやリノベーションで使える、国や地方自治体の補助金や助成金、減税制度を確認しておくことも、賢くリノベーションをする方法のひとつです。

例えば、国や東京23区では、下記のような制度を活用して補助金や助成金を受けることが出来ます。

・こどもみらい住宅支援事業

・断熱リフォーム支援事業

・次世代省エネ建材支援事業

・介護保険制度を利用した住宅改修制度

・ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス/ゼッチ)支援事業

・長期優良住宅化リフォーム推進事業

・地域型住宅グリーン化事業

・家庭における熱の有効利用促進事業(東京都)

・介護保険住宅改修費の支給(東京都江東区)

・住宅ローン減税制度

これらの制度の多くは、リフォームやリノベーション前に申請をしたり、工事中の図面や写真の提出が必要になったりと、リノベーション会社の協力なしでは難しい手続きがほとんどです。事前に確認して、担当者に制度を使いたい旨を伝えておきましょう。

さらに、期間限定のものや、定員が限られているものもありますし、年によって新たな制度が制定されることもあるので、リフォームやリノベーションしたいことが、給付金や助成金の対象になっていないか、前もって細かく確認しておくことは助けになります。

綿密な見積り・打ち合わせをする

予算を立てていても、見積りや打ち合わせを重ねる間に、希望通りに進まなくなった、ということはよくあります。見積りを見ても、費用面で分からない部分があったり、不安が残っていたりするのは危険です。

工事内容やデザインばかりにとらわれて、費用面が曖昧な認識にならないように注意して、綿密な打ち合わせを行うことを意識しましょう。家の何処に不満や問題があり、どうしたいかの希望を出し、優先順位を決めておくなら、予算に沿ったリノベーションを行ううえで、現実的に進めることが出来ます。

また、リノベーションの費用は、使用する材料と工事費がメインです。リノベーション会社次第で、同じ建材や設備を使っても高くなる場合もれば、費用を抑えつつも良質な建材を選択肢に提案してくれる場合もあります。材料の種類や相場を知っておくことや、工事を任せる会社選びが重要です。

リノベーションの工事は一時的かもしれませんが、リノベーションで使うお金は一時的なものではなく、今後の生活のお金に関わること、家に関わることなので、人任せ、担当者任せにするのではなく、以上のポイントを意識して、自分で調べる癖をつけておくことが大切です。

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