結露が見えないところにも発生!?自然素材は大丈夫?

寒さに備え、温かく快適な室内にすればするほど、結露が気になるという方は少なくありません。コロナ渦で家に居る時間が長くなりそうな今年の冬は特に気がかりです。
結露はカビの原因となり人体への影響もあるため避けたいものですが、冬に備えた結露対策には何が出来るのでしょうか?

結露対策はリノベーション時から考える!

結露を防ぐためには、結露が出来る場所や理由を知っておく必要があります。一時的な対策だけでなく、毎日生活する場所を快適にするための対策を考えましょう。

■目に見えない結露の危険

結露というと、壁や窓に水滴が付いている目に見える状態を想像する方は多いのではないでしょうか?室内の温かい空気が、外気にさらされて冷たくなっている窓や壁で急激に冷やされ水蒸気が水滴となり、壁や窓に発生します。放っておくと、常に水分のある状態になりカビや錆、木部の腐食の原因となってしまいます。そのため、結露が発生する部分をこまめに拭いたり、除湿器を置いたりして結露がある状態のままにしておかないようにしている方は少なくありません。

困る現象とはいえ、まだ表面結露といわれる、目に見える部分での結露は対策がしやすいかもしれません。しかし実は、目に見えない部分、壁内結露が生じている可能性もあります。これは、結露が壁の中で発生している状態です。拭くことも出来ない壁内結露は、柱や筋交いなどの木部を見えないうちに腐らせていく可能性があります。中でカビが発生してカビ臭が室内に充満したり、カビを食べるダニも増えハウスダストの症状が出たり、徐々に人体への影響も生じかねません。

■結露を生みださない家づくりが大切

こまめな掃除をすることや除湿器を置くことなど、結露が発生した後の対策を考えることも出来ますが、ベストなのは、結露そのものを生みださない家にしておくことです。結露を発生してからではなく、発生させない家にリフォームする、さらには、リノベーションの時にしておきましょう。
結露が発生する原因は、外気と室内の温度差なので、外気の温度に影響を受けない高気密な家、外気の温度を遮断する高断熱の家にすることがカギです。断熱材を壁や天井に隙間なく入れることや、外気の影響を受けやすい窓を空気の層が出来るペアガラスの窓や、内窓を付けることで、高気密・高断熱な家に出来ます。
高気密にするとはいえ、風通しが良く、換気が出来ているということも大切です。換気システムを設置することや、空気や湿度がこもりにくい風が抜ける間取りにリノベーションすることも効果的な方法です。

自然素材は結露って大丈夫なの?

体に良いと言われる自然素材を使ったリノベーションですが、結露が原因でカビが出来る場合、木や紙の方が発生しやすいイメージはありませんか?しかも、気密性の高い家となると、自然素材で作った家は結露大丈夫なの?と思われるかもしれません。

■呼吸する自然素材は結露になりづらい!

無垢材や珪藻土、漆喰といった自然素材の良さとして注目される理由のひとつに調湿効果があります。天然の物は基本的に空気中の水蒸気を蓄えたり、放出したりして、まるで呼吸をするように、湿度を調整する機能があるのです。そのため自然素材は、結露になりにくい素材ということになります。しかも、カビの発生を防ぎ、抗菌・殺菌効果も高いというメリットがあります。

結露になりづらいどころか、室内を快適な温度や湿度に保ってくれるので、対策・防ぐために使う建材というより、良い環境を生みだしてくれる積極的に体に良い建材といえます。

■自然素材の中でも特に結露を防ぐ珪藻土

シックハウス症候群対策としてホルムアルデヒドなど、化学物質を含まない建材を選ぶだけであれば、自然素材の中から選べば良いだけかもしれませんが、特に結露対策に焦点を当てて自然素材を使ったリノベーションをするのであれば、自然素材の中からさらに調湿効果が期待できる建材を選ぶ必要があります。

例えば、自然素材の壁材には、珪藻土や漆喰、紙クロスなどがありますが、この中で特に調湿効果が期待出来るのは、珪藻土です。珪藻土バスマットとしても人気を集めている通り、水分を一気に吸収する力があります。漆喰壁にも調湿機能はありますが、珪藻土と比較すると、珪藻土の方が調湿建材として効果があります。壁材として出来るだけ広い面積に珪藻土を使うことで結露のできづらい家づくりが出来ます。

また、床材では無垢材のフローリングの中でも調湿効果が高い針葉樹から杉を選んだり、板の木目がまっすぐな柾目と呼ばれる方向に切った無垢材を選んだりすることがおすすめです。柾目の無垢材は、円形模様の板目と比べ、5~10倍も調湿効果が高くなると言われているほどです。無垢フローリングを選ぶ際にも、木の種類や切り方にこだわって選ぶことで、さらに高い調湿効果を期待できます。

まとめ

結露は、表面結露だけでなく壁内結露もあり、見えない部分での結露が原因でカビやダニなど人体への影響があるものを生みだしている危険があるので、適切な対策が必要です。快適な家にするには、結露を取り除くのではなく、結露が発生しない家にリノベーションしましょう。高気密・高断熱の家にするため、断熱材を入れたりペアガラスや内窓を設置したりすることが出来ます。さらに、調湿効果があり快適な温度や湿度を生み出すプラスの効果がある自然素材を使ってリノベーションすることが効果的です。

冬を快適に過ごすだけでなく、心地よい場所にするためには、見えない所を意識すること、目に見えなくても、良い機能や効果がある素材を使ってリノベーションしましょう。

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