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巾木と廻り縁を無くすことって可能!?シンプルでモダンな部屋にリノベするには?

投稿日:2021年10月25日

壁材や床材といった内装材を選ぶ時に、巾木や廻り縁のデザインや種類にもこだわっているでしょうか? クロスやフローリングに比べると、おざなりにされがちですが、巾木や廻り縁は、サイズやデザイン次第でインテリアの雰囲気を変えることが出来るので、慎重に選ぶ必要があります。特にリノベーションによって、目指したいテイストがある場合や、雰囲気をガラリと変える場合には、意識したい内装材のひとつです。

そのため、シンプルでスッキリした空間にしたい、モダンな部屋に仕上げたいという方の中には、そもそも巾木や廻り縁を無くすことは出来ないのだろうか?とも考える方もいらっしゃいます。シンプルでモダンな家にリノベーションするために、巾木や廻り縁を無くすことは出来るのでしょうか?

1. 巾木・廻り縁って何?

そもそも、巾木や廻り縁にはどんな役割があるのでしょうか?役割を知ることで、必要かどうかの判断にも役立ちます。

■巾木とは?

巾木・幅木(はばき)とは、壁の最下部、床との境目部分に付ける部材のことです。

壁に巾木を付けることで、掃除機や足が当たった際の汚れや傷から壁を守ってくれます。さらに、壁と床には隙間があって、多少の動き、遊びがあることで壁や床にかかる力を逃がすなど、家に柔軟性をもたせています。そのため、その隙間に巾木を付けることで緩衝材の役割を果たすのと同時に、隙間を隠し、隙間に埃やゴミが入るのを防いでくれています。

■廻り縁とは?

巾木が壁の下に付けるのに対し、壁の最上部、天井との境に付いているのが廻り縁です。廻り縁の場合も、天井と壁の隙間を隠す役割や、見切り材とも言われ、壁と天井の違う仕上げ材を見切る、つなぎ目を綺麗に見せる役割を果たしています。

2.巾木と廻り縁はリノベで無くせるの?

巾木も廻り縁も壁を守り、部屋を綺麗に仕上げるために重要な役割があることが分かりましたが、その一方で巾木を付けることで段差が出来ることや、そこに埃が溜まって掃除がしづらいこと、また見た目がスッキリしないことから、無くしたいという希望を持つ方もいらっしゃいます。リノベーションの際に無くすことは可能なのでしょうか?

■巾木も廻り縁も無くすことは可能だが問題も!

巾木も廻り縁もクロスやフローリングを張り替えたり、間取りを変更したりするリノベーションの際に、工事で無くすことは可能です。しかし、デメリットも多くあるので、納得のうえで選択する必要があります。

例えば、隙間が空いて、強度が弱くなってしまいます。無垢材を使う場合は特に、自然素材特有の呼吸することで調湿する際に多少伸縮を繰り返しているので、巾木を無くしてしまうと、隙間が目立ってしまう可能性があります。隙間が出来ると、埃やゴミが入ってしまい、巾木がある時より掃除がし辛くなってしまうかもしれません。

また、巾木は保護の役割も果たしているので、自動お掃除ロボットを使っているお宅や、ペットを飼っているお宅では、壁の汚れや傷がつきやすくなるというリスクも覚悟しなければいけません。フローリングにワックスをする際に、クロスについてシミになってしまったというケースもあります。

さらに、巾木や廻り縁を無くす仕上げは、技術のある職人さんによって工事してもらわなければ、隙間が目立ってしまいます。技術があり、かつ丁寧に作業してもらうこと、手間がかかることから、工事を断られたり、巾木や廻り縁を無くすことの方が、コストがかかってしまったりするというデメリットもあります。

■素材や種類次第でシンプルな部屋にリノベ出来る

巾木や廻り縁を無くすことで、究極にシンプルな空間に仕上げることが出来ますが、巾木や廻り縁を無くさなくとも、選び方次第でシンプルでスッキリとした空間やモダンな雰囲気にリノベーションすることは可能です。

巾木や廻り縁には、木や塩化ビニール、樹脂、アルミ、ステンレスなどの素材があり、高さも一般的なもので60~100mmとサイズが選べ、装飾が施されたものなどもあり、こだわって選ぶことでインテリアのテイストを形作るのに役立ちます。

シンプルな空間に仕上げたいのであれば、装飾がなく、薄い塩化ビニール材で出来たソフト巾木で、壁の色と同系色にすることで、巾木が目立たなくなるので、スッキリして見えます。厚みがない分、埃が溜まりにくいというメリットもあります。他にも、高さが12mmのアルミ巾木であれば、目立たないうえに、アルミ素材がモダンな家にも合います。

さらにシンプルに仕上げるためには、壁より外側に出してつける一般的な出幅木ではなく、アルミアングルを使った入り巾木を使えば、L字のアルミ金具をボードの間に入れて設置するため、表面に巾木が出てこないことで、スッキリした壁に仕上げることが出来ます。しかし、壁が床から少し浮いているような見た目で、実際に隙間が出来るので埃が溜まってしまうというデメリットもあります。

3. まとめ

壁の下に付ける巾木、上に付ける廻り縁は隙間を隠し、緩衝材や傷防止の役割を果たしてくれています。リノベーションで内装を仕上げる際に、巾木や廻り縁を無くすことは可能です。しかし、見た目はスッキリしますが、多少の隙間が出来るうえに、衝撃に弱くなることや埃が溜まりやすくなること、場合によってはコストもかかってしまうことなどのデメリットもあります。素材やサイズにこだわって選べば、巾木や廻り縁があってもシンプルに、モダンな部屋に仕上げることは可能なので、メリットとデメリットを検討したうえで、有無を決めましょう。

巾木や廻り縁の有無、素材やデザインを選べるというのは、オーダーメイド出来るリノベーションならではの特権です。一見目立たない部材ですが、インテリアを左右する重要な部材なので、こだわってリノベーションしましょう!

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