熱中症対策

熱中症発生率ナンバーワンの自宅をリノベーションで熱中症対策 

梅雨時期から夏にかけて熱中症になる方が増えています。その中でも、熱中症の発生率が最も高いのが住居です。消防庁の報告(2014~2019年の記録)によると、熱中症の発生の約4割が自宅で、高齢者や幼い子どものいる家庭では特に注意が必要とされています。去年に引き続き、コロナ禍で、自宅で過ごす時間が長い傾向もあり、生活し慣れた家であっても、意識しておく必要があるかもしれません。

熱中症対策を意識するのであれば、自宅を整えることが大事です。熱中症対策ができる、居心地の良い家はどのように作ると良いのでしょうか?

熱中症対策を家づくりから!

リフォームやリノベーションによって、熱中症になりにくい家を作ることが出来ます。家そのものが出来る対策を見てみましょう。

■室温28℃を越えない部屋づくり

熱中症対策として挙げられるひとつの方法は、部屋の温度をこまめにチェックして、室温が28℃を越えないようにすることです。エアコンや扇風機を使って、部屋の温度を28℃以下に保つことが出来ますが、自然の風を活用して涼しい環境を保つことや、家の中が暑くなりすぎない工夫を家そのもので行うことが出来るなら、節電対策や環境にも配慮出来ます。

例えば、家の中の温度が上昇しないように、さらに冷房の効きが良くなるように、外気の影響を受けやすい壁や天井、窓に断熱材を入れることは効果的です。また、戸建てであれば、玄関ドアを採風タイプのドアにしたり、網戸付きのドアにしたりして、玄関から自然の風が入るようにすることが出来ます。

日当たりの良い家は、冬は温かく、洗濯物が乾きやすいなどのメリットがある反面、夏は家の中が暑くなりやすく、強い日差しから熱中症になりやすいデメリットもあります。そのため長時間、陽が入る窓には、外側にシェードを付け、日陰を作れるような工夫をしておきましょう。シェードを付けることで、陽を防ぐだけでなく窓の温度の上昇を防ぐことが出来るので冷房の効きもよくなり、節電にもなります。

■風通しの良い家づくり

コロナ禍で家族がそれぞれ家に居る時間が長くなり、プライベートな時間を作ったり、リモートワークやリモート授業を行ったりするために、書斎や子供部屋、高齢者だけの寝室といった個室に居る時間が増えたかもしれません。リビングなどの家族の集まる部屋は風通し良く、エアコンが効く部屋になっていても、コロナ禍で必要になった個室は特に、エアコンを付けていなかったり、窓のない隔離されたデッドスペースを活用していたりするかもしれません。

一人で、しかも集中するような個室は熱中症対策が特に必要な場所です。エアコンをつけるほどのスペースがない場合でも、風通し良く、涼しい空間にするために室内窓を設けたり、ドアから風が入るガラリつきや採風タイプのドアにしたりして、まわりの部屋の風が入る工夫をしておきましょう。

リノベーションで、間取りを自由に考えられる場合は、エアコンの場所や室内窓の場所、各部屋のドアの位置などを風が流れるように配置することで、エアコンの台数を増やさなくても、暑くなりすぎない風通しの良い家にすることが出来ます。

熱中症になりにくい体づくりが出来る家

熱中症対策のためには、のどが乾かなくても、こまめに水分補給をすることや、日頃から栄養バランスの良い食事と体力づくりをすることが勧められています。家づくりには直接関係ないことにも思えますが、熱中症予防のための体づくりを助ける家づくりは行えます。

■キッチンまでの導線をスムーズに!

こまめに水分補給するには、そもそも手元に水分を置いていることが大前提です。手元にコップを置いて水分補給を意識していても、キッチンまでの導線が悪いと、こまめに水分を取りにキッチンまで足を運ぶことが億劫になるかもしれません。高齢の方は、キッチンまでの導線に段差が多かったり、手摺がなかったりすると、さらに行き来が億劫になるかもしれません。

そのため、独立した台所よりもLDKをワンルームにして、行き来しやすいようにすることや、対面キッチンにして、すぐに手渡せるようにしておくことは役立ちます。高齢の方がいるお宅では、バリアフリーにすること、普段使っている部屋とキッチンなどの水回りを近くにしたり、ミニキッチンを部屋に設けたり、水分補給しやすい導線や環境にすることを意識しておきましょう。水分補給しやすい間取りということは、多くの場合、家事導線も良くなります。

■体力づくりのためのホームジムを設ける

コロナ禍での健康維持のために、自宅での筋トレに励む方が増えています。熱中症対策としても、体力づくりは役立ちます。ジムに通うことなく、自宅で体力づくりを行えるようにホームジムを作る、筋トレルームを自宅に設けるというのも人気です。

筋トレする場所なんて、スペースさえあればいいのではないかと思う方もいらっしゃいますが、意外とダンベルなどの器具を床に置く音や体操の足の音などが下の階に響き騒音トラブルの原因になっています。筋トレのためには防音材を使ったホームジムを設けましょう。

また、筋トレ器具が片付かないという悩みを抱える方が増えています。ホームジムを設ける際には、体を動かせるスペースを確保するだけでなく、収納場所も設けるようにしましょう。さらに、筋トレ中の水分補給もこまめに行わなければ、体力づくりどころか、熱中症になりかねません。ミニ冷蔵庫を置いたり、タンブラーを置けるようなカウンターを設けたりすることも忘れないようにしましょう。また、浴室に近い所にホームジムを設けるなら、運動後にすぐに汗を流せるので体温調整をする点でも効果的です。

まとめ

気温が上昇するこの時期は、熱中症への注意が必要です。特に熱中症の発生率ナンバーワンの住居では、個人的に注意するだけでなく、そこに住む人のために家まるごと熱中症対策をすることは効果的です。家の中が暑くなりすぎないように断熱材を入れたり、窓にシェードを設けたり、採風できるドアを設けること、風通しの良い間取りにすることで対策できます。また、こまめに水分補給できるキッチンに近い導線を確保することや、体力づくりのためのホームジムを設けることも効果的です。

熱中症になりにくい、熱中症対策が出来ている家は、居心地の良い家、家事導線が良い家にもなります。家まるごと熱中症対策を行い、暑い夏を乗り切りましょう!


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