賃貸物件や、建売の新築に対し、住む人や家に合わせてフルオーダーメイドが出来るのがリノベーションの良さです。フルオーダーメイドと言っても、どこまでオーダーメイド出来て、どうやって考えていけば良いのか分からないという方は少なくありません。
リノベーションで出来るオーダーメイドとは、どんな部分が含まれているのでしょうか?そして、どのようにオーダーメイドで造りあげれば良いのでしょうか?
リノベーションによって家や家庭に合わせてオーダーメイド出来るのは、間取りだけではありません。どのような内容が含まれているのでしょうか?
オーダーメイドの住宅設備機器と言えば、キッチンが有名です。キッチンはオーダーメイド専門のキッチンメーカーもあり、サイズやデザインをアレンジできます。水栓金具の種類やシンクを選び、自分好みの形や広さの天板やタイルと組み合わせて大工さんに作ってもらうことも出来ます。
また、キッチンと同じ要領で洗面台も造作が可能です。最近は玄関周りに手洗い器をセカンド洗面台として設けるケースも増えています。来客者にも見える位置に置くことも多く、生活感のないおしゃれなデザインで、かつコンパクトにまとめるために、既製品の手洗い器や洗面台よりも、水栓とボウルを組み合わせて作るオーダーメイド手洗い器が人気です。トイレ内の手洗い器としても使えます。
さらに、浴室もユニットバスではなく、内装材で仕上げた空間に浴槽を置く方法や、浴槽そのものも、タイルや木で作成する在来工法を活用したオーダーメイドにすることが可能です。
間取りに合わせて、家具をオーダーメイドすることも可能です。ピッタリのサイズや収納量にするためには、間取りと一緒に家具の場所やデザインも考えることが最善です。家具職人にオーダーして作ってもらった家具を置くことも出来ますし、大工さんに内装を仕上げる時に一緒に造作してもらうことによってオーダーメイドにすることも可能です。また、使いやすいサイズや好みのデザインを伝えて建具屋さんに作ってもらったドアを入れることも出来ます。
さらに、好きな色やレースと組み合わせてカーテンを作ってもらうことも出来ます。カーテンやカーペット、ソファの生地などファブリックをオーダーメイドしてコーディネートすることで、空間に統一感が生まれやすくなります。
ほぼ家丸ごと、オーダーメイドで造りあげることが出来ますが、どのように依頼することが出来るのでしょうか?注意点を含め、ご紹介したいと思います。
オーダーメイドというと、オーダーメイドキッチンメーカーや家具屋さん、カーテン屋さん、とそれぞれのメーカーや職人さんに依頼しなければいけない、と思われる方もいらっしゃいます。しかし、それぞれに依頼する必要はありません。家や店舗など、リノベーションに関わる部分は、全てリノベーション会社にお願いすれば、窓口となって各メーカーや職人さんへのオーダーメイドの依頼を通すことが出来ます。それぞれの会社との打ち合わせや、プラン変更の度に関係する他のメーカーへの連絡をする手間を省け、伝達ミスなども防げます。
もちろん個人的にそれぞれの部分に合わせて依頼することも出来ますが、リノベーション会社であれば、経験や知識があるため、希望に合った技術やデザイン力のあるメーカーや職人さんを知っているため、いち早く見つけられるという点でも効果的です。オーダーメイドメーカーだけでなく、大工さんによる造作も費用を抑えて依頼することが出来て選択肢も広がります。
しかし、設備機器の交換がメインとなるリフォーム専門の会社など、デザイン性の高いリノベーションやオーダーメイドの経験が少ないリノベーション会社では、希望が伝わり辛かったり、メーカーとの取引が無くて時間がかかったりする可能性が高くなります。デザインリノベやオーダーメイドの実績や経験があるリノベーション会社に依頼することが重要です。
間取りやキッチンなどの設備機器や、内装のデザインを含めオーダーメイドは、初めのうちはプランが固まっていくまで、イメージが出来ず時間がかかるかもしれません。しかし反対に、ある程度プランが固まってくると、ここを良くしたい、これを付けたい、とアイディアがどんどん出てくるものです。さらに、打ち合わせを重ねる間に、情報も増え、様々な施工例を見ることも出来るため、さらに良い物、良いデザインを求めるようになります。そのため、オーダーメイドで造るものは、こだわりすぎた結果、費用が高くなっていく可能性があります。本当にしたいこと、必要なものを冷静に見極めながら決めていかなければ、価格はあがる一方かもしれません。
しかし、本来オーダーメイドの良さには、既製品と違って、費用に選択肢を作り、安く抑えることが出来るというメリットもあります。予算内でリノベーションするために、材料やデザインを検討してオーダーメイド出来ます。また、既製品を使った方が安くなる場合や、同じ価格でより良い材料や機能が使える場合もあるので、どこをオーダーメイドにするか、既製品を使うか、比較しながら決めていくことで、費用もデザインも機能も、より良いものにしていくことが出来ます。
リノベーションは、家や住む人に合わせてフルオーダーメイド出来ることが最大のメリットです。間取りだけでなく、キッチンや手洗い器といった住宅設備機器も内装に部材を組み合わせて作るオーダーメイドやセミオーダーメイドスタイルで、家と好みに合わせることが可能です。家具やドア、カーテンもオーダーメイドすることが出来るため、家丸ごとフルオーダーメイドで仕上げることが可能です。しかし、オーダーメイドする部分や内容をしかっり考えなければ、費用が高くなるので注意が必要です。
デザインリノベやオーダーメイドリノベの経験や実績があるリノベーション会社に依頼して、好きが詰まった家にしましょう!