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広い=使いやすいリビングではない!人数だけで広さを決めてはダメ?

投稿日:2022年7月30日

物件を探す時、リノベーションで間取りを考える時、『〇畳』という単位は部屋の広さを判断するうえで役立ちます。しかし、同じ16畳のリビングでも、使いやすい場合もあれば、使いにくい場合もあります。また、数字上では広さを感じる20畳以上のリビングであっても、実際に住んでみると物があふれる、散らかって見える家もあります。

使いやすいリビング、快適な空間に感じるリビングにするためには、何畳のリビングがベストなのでしょうか?物件選びや間取りを考えるうえで注意しておきたい点をふまえ、片付く開放的なリビングにするポイントをご紹介したいと思います。

1.何畳かは広さの目安で使いやすさの目安ではない!?

使いやすく居心地の良いリビングにするには、何畳のリビングにすると良いのでしょうか?また、同じ広さのリビングでも、使い勝手に大きな違いが出るのはナゼなのでしょうか?ご説明したいと思います。

■リビングの広さは何畳がベストなの?

ファミリー向けの都心のマンションの平均的なリビングの広さは16~20畳です。基本的には、住む人の人数に合わせて、広さを決め、2人家族では10~12畳、3人家族では15畳以上、4人家族では16~24畳がベストと言われています。しかし、これは動けるスペースや一般的な家具の配置で言われるベストな広さです。そのため、使いやすいかどうかは、家庭によって異なります。

特に違いが出る点は、家具や持ち物の量やサイズです。例えば、テレビを壁掛けにするお宅と、180㎝×45㎝のテレビ台を置くお宅では、0.5畳テレビ台分のスペースがリビングの広さに影響します。また1人暮らしや2人暮らしでも、4人掛けのダイニングテーブルや3人掛けのソファを置けば、4人家族と同様のリビングの広さが必要になるかもしれません。ライフステージに伴い、家に住む家族の人数が変わっても、使い慣れたサイズがある場合や、子ども達や孫の帰省時のために、家具のサイズは変えず大きいままという方も少なくありません。

当然ながら家具が多ければ多いほど、大きければ大きいほど、リビングの床のスペースは狭くなります。そのため、人数だけではなく、家具をどれぐらい持っていて、何人用のサイズを使いたいかを確認することで、ベストなリビングの広さを見つけやすくなります。

■広い=使いやすいリビングにはならない理由は?

家具が多いお宅や、大きめの家具をゆったり置きたいというお宅であれば、出来るだけ広いリビングの家を探したり、20畳以上の広いリビングにリノベーションしたりすれば使いやすくなるのではないかと考えるかもしれません。しかし、実際に住んでみると、本当に20畳以上あるのだろうか?と思ってしまうほど、開放感に欠けるお宅もあります。その理由は、リビングのカタチ、デッドスペースの有無にあるかもしれません。

同じ20畳の部屋でも、四角形のリビングと、L字型や凹凸が多いリビングでは事実上使える広さが異なってきます。L字型のリビングでは特に、家具が配置できず、通路としての役割しか果たせない空間があるお宅は少なくありません。柱がリビング内にあって、凹凸があり、家具が並ばない家もあります。

数字上では広いリビングでも、家具を置ける空間が何畳分あるか、凹凸が少ない面がどれだけあるかを確認することで、実際の使える広さを知るようにしましょう。

2.使いやすく片付くリビングを作るポイントとは?

リノベーションによって、ある程度自由にリビングの広さやカタチを決められる場合は、どんな点を意識してリビングの位置や広さを決めると、使いやすく片付く家になるのでしょうか?ポイントをご紹介したいと思います。

■壁・窓の数と位置をチェック!

広く、四角形のリビングであれば、家具を配置しやすい、スッキリと片付いて見えるというわけではありません。家具が置ける壁の広さがどれだけあるかの確認が重要です。

例えば、平面上では家具を置けても、立体的に考えるとドアの前には家具は置けません。ソファやテーブルなど壁際に配置しない家具でも、ドアの種類が開き戸であれば当たってしまったり、通行の邪魔になったりするかもしれません。リビングを通って各部屋に入る間取りにしたい場合は、特に注意が必要です。リビングにドアが集中するので、ドアを避けて空いている壁に家具を置くことで、四角形のリビングでも凹凸が出来てしまいデッドスペースを作ってしまうかもしれません。家具の前面が揃わないことでスッキリとせず、片付いていないような印象を与える場合もあります。さらに、窓の位置や高さも重要です。高さの高い家具によって窓を隠してしまうと、使い辛いだけではなく、採光が出来ず開放感が半減します。

ドアや窓の位置、家具の高さを考え、間取りを考えている時から、家具を図面の中に入れておくことや、パースなど立体的に室内のイメージを確認するなら、リノベーション後に家具を置くと使い辛い、スッキリ見えない、という後悔を防ぐことに役立ちます。

■広さだけではなく使い方に合ったカタチをチェック!

リビングに柱や梁、収納スペースなど凹凸が無いようにする、直線的な空間にするという点は重要ですが、カタチという点では、必ずしもL型がダメで、四角形が使いやすいいというわけではありません。カタチは、リビングの使い方や、自分にとっての居心地の良さに合わせることが重要です。

例えば、ダイニングテーブルで家族の一人が勉強や仕事、家事を行う場合は、他の家族がテレビを見ても気を散らされないようにL型のリビングの方が、空間を分離させて使うことが出来て便利です。夫婦や家族みんなで料理を楽しめるように対面キッチンと横並びになるようにテーブルを置きたい方であれば、L型のリビングよりも、広い正方形のリビングや、長方形のリビングの方が家具を配置しやすく、導線が良くなるかもしれません。

3. まとめ

ファミリータイプでは16~24畳のリビングが一般的ですが、その広さが使いやすいかどうかは、そこに暮らす人数よりも、家具の量やサイズによって異なります。また、同じ広さ、数字上は広いリビングでも家具が置けないデッドスペースが含まれているのであれば、事実上は狭いリビングになり使い勝手や配置が悪くなるかもしれません。さらに、ドアや窓の位置を考えて家具が配置できる間取りにすることや、リビングを誰が、どのように使いたいかを考えて、必要な広さやカタチを決めてリノベーションすることが重要です。

広い=使いやすいリビングと考えるのではなく、家族の暮らしに合い、凹凸が少ない空間にすることで使いやすいリビングにしましょう。

リノベ@計画とは

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