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クッションフロアとフロアタイルって何が違うの? どこの床に使う?

投稿日:2022年10月24日

DIYでも使われるようになったことから、よく知られているクッションフロアは、水回りの床材として定番になってきました。リフォームやリノベーションの時にも採用する方が増えていますが、同じく床材としてフロアタイルという選択肢があることをご承知でしょうか?しかし、クッションフロアとフロアタイルを同じものだと思っている方も少なくありません。

クッションフロアとフロアタイルには、どんな違いがあるのでしょうか?同じものではないのであれば、どのように使い分けると良いのか、おススメの場所をご紹介したいと思います。

1.クッションフロアとフロアタイルの違いとは?

一見分かりづらいクッションフロアとタイルフロアの違いですが、違いを知ることで、メリットを活かし、より適切な場所に使うことが出来るようになります。違いや特徴を確認してみましょう。

■クッションフロアとは?

CFとも呼ばれるクッションフロアは水を弾く特性がある塩化ビニールで出来た1.8㎜程の厚みの床材です。

1枚のシート状になっていて、部屋の凹凸に合わせてカットしながら床に張り付けていきます。表面にタイル調、石目調、木目調などのデザインがプリントされていて、様々な素材やカラーともにバリエーションが豊富です。しかし、プリントされた1枚のシートはデザインによっては、本物ではない安っぽさを感じるものもあるので、高級感を求める場所には適していないかもしれません。デザイン選びが重要となります。

木フローリングやフロアタイルに比べて、価格が安価というメリットがあります。クッション性が高いため足腰に優しく、防音床ほどではないものの、多少の防音性も期待できます。防音性や歩行感の良さをさらに求めるのであれば、厚みがあるものを選ぶことも出来ます。しかし、その一方で重い家具などを長時間置くと凹み跡が残ってしまうというデメリットがあります。また、表面は水を弾きますが、通気性がないため、経年劣化や、接着剤の剥がれによって隙間から水気や湿気が入り込んでしまうと、カビが発生しやすいという問題点もあります。

■フロアタイルとは?

フロアタイルもクッションフロアと同じ塩化ビニールで出来ています。耐水性が高いうえ、クッションフロアと比べると硬めの加工で厚さも2.5~3.0㎜程あってしっかりしており、耐久性が高いというメリットがあります。傷がつきにくく凹み跡もつきにくいという特徴もあります。ひと昔前までは、土足で入る商業施設や公共施設で使われていましたが、耐久性の高さから住宅用の床材としても使われるようになってきました。

フロアタイルは、タイルという名前からも分かるように1枚のシート状ではなく、正方形、または長方形の1枚のタイル状になっているので、並べて張り付けて仕上げます。タイル状なので、目地が出来るため、耐水性が高いとはいえ、目地から水が染み込まないように、水回りでは耐水性の高い接着剤を使うなど工夫が必要です。しかし、凹凸のある表面加工で、木調や石目調に関しても質感が出ているものが多く、目地によって、本物のタイルのようになり、高級感もあります。

しかも、タイル状なので傷や汚れ部分だけ交換できるというメリットがあります。しかし、大きな新しい傷によって交換する場合でない限り、経年劣化した後に、1枚だけ変えると周りのタイルの汚れや傷の方が目立ってしまいます。そのため、店舗などではメリットになりますが、家庭のリフォームでは、ペットを飼っていて汚れやすい部分があったり、一部だけ日差しが強く床が焼けたりしやすいなどの理由が無い限り、1枚だけ変えることは少ないかもしれません。クッションフロアとしてのメリットではありますが、自分の家でのメリットになるかどうかを考えてみましょう。

2.クッションフロアとタイルフロアはどこに使う?

クッションフロアとタイルフロアの特徴を知ったうえで、実際にリフォームやリノベーションでは、どんな場所に使うと良いのでしょうか?おススメの場所やメリットをご紹介したいと思います。

■クッションフロアにおススメの場所

洗面脱衣所やトイレなどの水回りにクッションフロアはおススメです。フロアタイルも同じく耐水性はありますが、目地があるので、水分が付着する可能性があるトイレや洗面台では染み込む心配があります。クッションフロアであれば、目地がなく、表面に凹凸がなくツルっとしているため、掃除もひと拭きでラクです。

価格が安価という点でも、リフォームやリノベーションで人気です。安っぽく見えるというデメリットがあるため、居室やLDKなどのメインの部屋で使うと、明るい環境で素材感が分かりやすくなってしまいますが、トイレや洗面所などの比較的小スペースでは、長時間過ごす場所でもないため、素材感も気になりません。しかも、クッションフロアはデザインの選び方次第で、入った瞬間の明るさや雰囲気の良さは作ることが出来るので、問題ありません。シート状で一般的なトイレのサイズであれば継ぎ目なく張れるので、一般的に30㎝角や45㎝角の目地があるタイルフロアと違い、狭いスペースを強調してしまうことも避けられます。

■タイルフロアにおススメの場所

店舗でも使われ、高級感のあるタイルフロアは、家のメインとなるLDKでの使用におススメです。特にリビングは木フローリングにして、キッチンだけ床材を変えて張り分けるような際に使う場合に人気です。また、耐久性があり土足でも良いという性質を活かして、玄関土間やリビングまで繋がるインナーテラスなど、モルタルやタイルが使われるような場所におススメです。

クッションフロアよりも価格が高いとはいえ、木フローリングやタイルよりも安価なものが多いので、価格を抑えてリノベーションしたい、でも素材感や高級感にこだわりたい、という場合にもおススメです。

3. まとめ

一見似ていて、どちらも耐水性の高い塩化ビニールで出来ているクッションフロアとフロアタイルですが、クッションフロアが柔らかく1.8㎜ほどの薄さに対して、フロアとフロアタイルは2.5㎜程の厚みがあり硬い素材です。クッションフロアはシート状であることから水回りでの使用に向いていますが、安っぽく見えるため、メインとなる空間には不向きかもしれません。タイル状で目地のあるフロアタイルの場合は、クッションフロアに比べ価格は高くなりますが、その分高級感があり、耐久性もあるので、LDKなどのメインの部屋に向いています。

木目調、石目調など色柄共に見た目のバリエーションが豊富なクッションフロアとフロアタイルですが、性質の違いがあるので、特性を活かして美しく長持ちする場所の床材に選ぶようにしましょう。

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