長く住める家探しと長く住むためのリノベーションの方法とは?

家に求めることが、家族のカタチやライフスタイルによって異なるように、家探しやリノベーションの方法も、求める条件によって異なってきます。例えばそのひとつに、一時的に住むための家なのか、それとも長く、何世代も住めるようにしたい家なのか、という点があります。

中古物件を購入してリノベーションをする場合、どんな家を探し、どのようにリノベーションをすることで、長く住める、お気に入りの家になるのかをご説明したいと思います。

1.長く住める家探しのポイント

長く住んでいても問題点がない、むしろお気に入りの場所になるようにするには、その点を意識した家探しをする必要があります。どんな点を意識して家を探すと良いのか、ポイントをご紹介したいと思います。

■耐震性能をチェック

どんなにお気に入りの家に住んでいたとしても、地震による被害で倒壊してしまえば、長く住み続けることは出来ません。地震大国の日本において、震災は個人レベルで避けられないとはいえ、被害を出来るだけ抑えるためには、家の耐震性能のチェックが重要です。

戸建てであれば、耐震診断を行い耐震性に問題ないか、問題があれば耐震リフォームを行えるかどうかを確認しておきましょう。また、マンションであれば耐震構造が施されているかを確認しましょう。中古物件の良いところは、地震に強い家かどうかを、築年数が証拠として示してくれるという点です。今までの地震で影響を受けているか、どのような被害が出て、しっかりと修繕工事が行われているかなどの現状を確認することが出来るというメリットを最大限に活かして、チェックしましょう。

■今とこれからの立地をチェック

物件の立地をチェックすることは、家探しで重要な点です。いつか家を売ったり、貸したりする可能性がある場合は、価値が下がりにくく、人気の駅近物件がおススメです。しかし、長く住むことを考えると、駅近物件が家探しの最優先事項ではなくなる、という方は少なくありません。

例えば、リモートワークや家で仕事をしている方、車通勤の方や、セカンドライフ間近で通勤の必要がなくなる方であれば、駅近よりも、駐車場がしっかり確保できる家や、タクシーや送迎車が停めやすいマンションの方が便利です。駅に近すぎると、音や明かりが賑やかすぎて落ち着かないという物件もあります。ビル街を眺めるよりも、公園の緑が見える家の方が良いという方も少なくありません。長く住むことを考えるのであれば、自分の生活テリトリーに何が必要なのか、今後何が必要になってくるのかを前もって考えたうえで立地を確認しましょう。

また、変化が生じるのは、自分の生活だけではないことを意識しておくことも重要です。都市開発などで周りにスーパーや道路、駅が出来て便利になるエリアもあれば、取り壊しや閉店が多く、不便になるエリアもあります。お気に入りの公園や緑があった場所に、家を購入して数年後にビルが建つということもあります。ですから、購入したいと思っている物件エリアの今後の開発計画などを確認しておくことが重要です。

2.長く住める家にリノベーションするポイント

家の立地がどんなに良くても、長く暮らしていくためには、家の中が暮らしやすい状態に整っていなければ意味がありません。そのため、長く住むことを意識したリノベーションをする必要があります。どのような点を意識すると良いのか、ポイントをご紹介したいと思います。

■下地を意識してリノベーション

家を将来売ることを考えるのであれば、大衆受けするような間取りやデザインにするかもしれません。しかし、自分が長く住み続けることを考えるのであれば、自分にとって使いやすく、居心地の良い環境づくりにする、自分の暮らしにピッタリ合わせたオーダーメイドでリノベーションすることを最重要事項としてプランニングしていくべきです。

しかし、暮らしは変化していく部分もあります。家族が増えたり、子どもが成長して巣立ったり、その家に住む人数の増減があるかもしれません。高齢ゆえに体力がなくなってきたり、住んでいくうちに、リフォームするほどではないものの、家具の配置を変えたり、部屋を使う用途を変えたりすることもあります。そのため、長く住める家にするためには、多少の変化に対応できる家に、初めのリノベーションの時点でしておくことが役立ちます。

その点で、意識しておきたいことは、前もって補強用の下地を壁の中に入れておくということです。例えば、家具の配置替えを行ううえで、イスやテーブルであれば、スペースさえあれば問題ありませんが、鏡や時計、壁掛けテレビ、ピクチャーレール、ブラケットライトなど、壁に配置するものに関しては、取付けのためや、物を支えて落下しないための下地が必要になり、それは壁の内側になるので、工事が伴います。リノベーションのプランをする際には、家具のレイアウトなども一緒に考えるようにしましょう。間取りを変えずとも、レイアウトや部屋の用途を何パターンか想定して、その際に必要な部分の壁に補強を入れて置くことで、暮らしに合わせたレイアウトを自由に楽しめるようになります。

また、トイレ内や室内移動のための手すりを取り付ける際にも、壁の補強下地が必要となります。そのため、将来手すりが必要になる時のことを考えて、手すりの高さに合わせて下地補強を前もって入れておくことで、必要時に大がかりな工事をせずにすみます。

■自由度の高い家にリノベーション

暮らしの変化に対応できる家にしておくという点で、自由度の高い家にするという点も意識しておきましょう。これには、大きくわけて2種類の考え方があります。

ひとつ目は、部屋のサイズに自由度を設けるという点です。例えば、12畳の子ども部屋を将来6畳ずつの個室に分けられるようにドアを配置したり、リビングに隣接した和室や客間、インナーテラスを壁ではなく、開閉間仕切り建具で仕切って、普段はワンルームとして使えるようにしたりすることで、部屋のサイズが変えられる自由度を残しておくと、住む人の人数や用途、家具のレイアウトに合わせられるので、長く暮らしやすい家になります。

ふたつ目は、同じ広さの部屋でも、幅広い用途で使える部屋にするという意味で自由度を設けるという点です。オーダーメイドでリノベーションをすることは重要ですが、作り込みすぎてしまうと、将来その部屋の用途が必要なくなった時に、使えない部屋やデッドスペースになってしまう可能性があります。例えば、今はリモートワークが多いからと、造作棚やデスクを設けた書斎を作り込んでも、将来仕事を引退した際には、棚やデスクが邪魔になってしまうかもしれません。可動棚にしたり、家具を置けるスペースだけを確保しておくようにしたりする方がどんな部屋にも使えます。

間取りや部屋数を考える時に、今必要な部屋は将来も必要か、どのような使い方になる可能性があるか、将来どのぐらいのリフォームやリノベーションを考えているか、という点を考えて、自由度のある間取りやレイアウトにしておきましょう。

3. まとめ

将来売ったり、賃貸にしたりする家と、長く住める家をでは、物件探しの立地条件やリノベーション内容が違ってきます。長く住める家を探す際には、耐震性能をチェックすること、被害状況や修繕状況を確認しておくことが重要です。また、今とこれからの暮らしに合う立地環境かどうかも確認しましょう。さらに、リノベーションを行う際には、暮らしの変化に合わせてレイアウトや部屋の用途が変えられるように、必要な壁に前もって補強用の下地を入れておくことや、自由度の高い間取りやレイアウトにしておくことが役立ちます。

長く住める家を探し、リノベーションをすることで、お気に入りの場所や空間で暮らしの変化や成長を楽しみましょう!


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