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造作洗面台の幅ってどれぐらいが使いやすいサイズなの?

投稿日:2023年2月16日

最近は、メーカーのシステム洗面台を採用する方よりも、造作洗面台にする方が増えています。造作によってオシャレな洗面台になり、造作のメリットが最大限に活かされています。しかし、自由にオリジナルを作ることが出来るというメリットがある一方で、自由すぎて何が良いか分からなくなるという方もいらっしゃいます。また、色や素材、デザインなどオシャレな造作洗面台の情報はあふれているものの、それが使いやすいものなのかの判断はつきにくいかもしれません。しかも、オシャレで見栄え良く見えるサイズと、自分にとって実際に使いやすいサイズが違う場合もあります。

洗面台を造作するうえで使いやすいサイズはどれぐらいなのか、またどのように決めると良いのかをご説明したいと思います。

1.使いやすい洗面台のサイズを見つける方法

洗面台のベストなサイズは、使う人によって違います。自分にとって使いやすい洗面台のサイズがどれぐらいかを判断するうえで役立つ方法をご紹介したいと思います。

■広ければ使いやすいわけではない!

まずは、洗面台全体の幅ではなく、洗面ボウル部分の使いやすいサイズを確認しましょう。小さすぎるとまわりに水はねしやすいかもしれません。手を曲げて洗顔しやすいサイズなど、実際に手や顔を動かして動作確認をすることが大切です。次に、洗面ボウルの数を決めましょう。家族が洗面台を使う時間が重なりやすく混みあうのであれば2ボウルが便利かもしれません。

加えて洗面ボウル以外のカウンターの有無や、カウンターが必要であれば、その幅を考えましょう。洗面台を置くスペースに合わせてサイズを決めなければいけないこともあるかもしれませんが、広いスペースに置けるからといって幅の広いカウンターにすれば使いやすくなるというわけではありません。カウンターのサイズを決めるうえでの使用目的がなければ、広くても使いやすいものにはならず、むしろ埃が溜まりやすかったり、物を置いてしまって片付かなかったり、掃除をするスペースが増えて家事が大変になったりする場合もあります。

カウンターの必要性を感じない方であれば、コンパクトな洗面台でも充分使いやすいものになります。しかし、ドライヤーや化粧品を並べて使う場合はスペースが必要です。カウンターに何を置くか、何に使うかを具体的に考えることで、必要なサイズが分かります。洗面ボウルのサイズと数、カウンターの幅を全部足すと、自分にとって必要で使いやすい洗面台の幅を割り出すことが出来ます。

■既製品の幅を目安に造作する!

何もない状態からサイズを考えるよりも、目安になるものがあると、より具体的に使いやすいサイズを見出すことが可能になります。その点でメーカーが出している一般的なシステム洗面台のサイズを目安にすることは役に立ちます。

一般的な洗面台のサイズは600㎜・750㎜・900㎜の3サイズです。この3サイズの多くは、幅いっぱいに洗面ボウルがあるデザインが多く、カウンタースペースがないデザイン、もしくは小物が置けるほどのスペースがあるタイプになります。また、2畳ほどの洗面脱衣室で洗濯機と洗面台を配置することが可能です。

システム洗面台であれば実際にショールームで幅を確認できるので、実物を見て大きさを確認してみましょう。その際には、全体の幅を見るだけではなく、洗面ボウルのサイズとカウンターのサイズの比率を確認することも役に立ちます。例えば同じ900㎜幅のシステム洗面台でも半分が洗面ボウルで半分がカウンターになっているものと、幅いっぱい洗面ボウルのものがあります。同じ幅の洗面台で比較することで、どの部分のスペースが必要なのかを判断しやすくなります。

2.使いやすい造作洗面台を作るポイント

使いやすい洗面台になるかどうかは、幅だけに注意を払えば良いわけではありません。どんな点を意識して造作することで使いやすいものになるか、ポイントをご紹介したいと思います。

■カウンター下部にも注意!

造作洗面台の良さは、洗面ボウルやカウンターのサイズが自由に決められることだけではなく、収納量や使いやすい仕様に出来るという点もあります。そのためには、洗面台のプランを平面上だけで考えないようにすることがポイントです。

例えば、造作洗面台の失敗例として、せっかく身支度を整える場所としてカウンターを設けたものの、カウンター下部全面に収納を設けたためにイスが入らず、座ってゆっくり身支度を整えられる場所にならなかったというケースがあります。どんなに大容量の収納が確保できても、ゆっくり身支度を整える目的で造作した洗面台であれば、イスが置ける方が使い勝手の良いものになったはずです。洗面台を使う時の一連の動作を考えて、平面的にではなく立体的にデザインをプランニングしていくことで、動きや体に合ったサイズや仕様の洗面台にすることが出来ます。

■空間もセットでプランニングする

洗面台を使いやすいものにするうえで、洗面台単体でサイズや仕様を考えるのではなく、周囲のものとの配置やバランスも一緒に考えておくことが大切です。900㎜幅の洗面台でも、両脇に壁がある場合と、隣に背の低い棚やカウンターがある場合では圧迫感や体の動かしやすさは変わります。

また、コンセントの位置やタオルハンガーなどのアクセサリーの位置も使いやすさに大きく影響します。壁が近くに無い場合は、洗面台の棚の中にコンセントを付けたり、タオルを掛けられるようにしたりする必要もあります。右利きの人が使うのであれば、洗面台の右側にカウンターがあったりコンセントやタオルハンガーがあったりする方が使いやすいかもしれません。

洗面台や洗面ボウル、カウンターが部屋のどの位置にあると良いのか、空間全体でプランニングしておくことで、より使いやすい洗面台にすることが出来ます。

3. まとめ

洗面台を造作することで自分にとって使いやすいサイズに作ることが可能です。サイズを見極めるうえで、洗面台全体の幅ではなく、洗面ボウルのサイズや数、カウンターの幅など別々で考えていくことで使いやすいサイズを割り出せます。メーカーのシステム洗面台を目安にすることで立体的なサイズやカウンターと洗面ボウルスペースの比率を確認しやすくなります。また、造作洗面台のサイズや仕様を考える際には、平面的にではなく、カウンター下部の使い方など、立体的に考えることや、壁やアクセサリーの位置など空間とセットで考えることを意識しましょう。

自由にオーダーメイドで作ることが出来る造作洗面台のメリットを最大限に活かして、使いやすいサイズの洗面台を作りましょう。

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