リノベーションで聞く『スケルトン』って何?スケルトンにするメリットとは?

リノベーションを特集した雑誌などに、「まずスケルトン」にしてから工事をしました!」という一文を見たり、設計士から「まずは、スケルトンにした状態から考えましょう!」と言われたりすることがあるかもしれません。

何となく分かるようで分からない、リノベーションの「スケルトン」。今回は、そんなスケルトンについて、何なのか、またリノベーションの際にスケルトンにするメリットがあるのかについてご紹介したいと思います。

1.リノベーションにはスケルトンが最適?!

英語で「骨格」を意味するスケルトン(Skelleton)は、リノベーションを含めた建築的にはどんな意味で使われているのでしょうか?

■何もないスケルトン状態に!

骨格という意味からも分かるように、建築においてスケルトンとは骨格部分とも言える、躯体部分、柱や梁、基礎と言った部分のことを指しています。そのため、リノベーションの際にスケルトン状態にするということは、設備機器や内装材を全て撤去して、骨組みの躯体だけの状態にするということです。

木造の一軒家などでは、外壁も残すこともありますが、外壁も取っ払い、柱と梁、屋根だけにして、完全なるスケルトンにする場合もあります。

マンションでは、共有部分を扱うことは出来ないので、内部の設備や部屋の壁等を取っ払い、ワンルームのような状態にします。

■スケルトンで自由なプランニングに!

スケルトン状態にしてリノベーションを行うメリットは、今までの間取りにとらわれることなく自由に間取りやデザインをプランニング出来るということです。

リノベーションやリフォームは、どうしても今ある家の枠内で行うので、縛りがあります。壁が邪魔で入れたいキッチンやユニットバスなどの設備機器が入れられなかったり、見た目を綺麗にしても導線は悪いままだったりすることもあります。

しかし、スケルトン状態にすれば、外枠だけを残すので、細かい枠に縛られずに、住んでいて感じていた問題点を解決するプランニングや、新築のようなデザイン性の高いコーディネートを自由に行うことが可能になるのです。

■建替え・新築よりお得に自由に!

スケルトンにしたうえでのリノベーションは、室内全てをほぼやり替える、「まるで新築のよう!」なんて言われるほどなので、中には建替えたり、新築にしたりすればいいのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、スケルトンにしてリノベーションにすると、躯体がそのままなので、建替えや新築を購入するよりも大幅に費用を抑えることが可能なのです。新築のような雰囲気を味わえるにも関わらず、費用お得に出来るというのはスケルトン状態にしてのリノベーションの最大のメリットとも言えます。

さらに、住んでいる環境は気に入っていて移動はしたくない場合や、家の思い出が詰まった部分はそのままで、一部分だけ雰囲気を変えるリノベーションをしたいという場合などにも、スケルトンにすることで、リノベーションの益を最大限感じることも出来ます。

2.スケルトンでも自由に出来ない場合もある!?

スケルトンにしてからリノベーションをすると、自由にプランニングができ、問題点を改善できるというメリットばかりですが、実はスケルトンにするのを阻む問題もあります。

■床がフラットではなくなるマンション

鉄筋コンクリートのマンションの場合は、室内を区切る壁のほとんどが木材で出来ているので共有部分以外は、撤去してスケルトンにすることが可能です。そのため、一見自由にプランニング出来るように感じるかもしれません。

しかし、水回りの配管の場所が問題になることがあります。マンションでは上下階で下水管等の位置が決まっているため、仮に水回りの場所を移動してしまうと、そこまで、新たな配管を通す必要があります。

壁や床下を通すことが出来れば問題ありませんが、そこが共有部分で、コンクリートで出来ている場合は工事することが出来ないので、その上に配管を通す必要が出てきます。ということは、配管分、床を高くする必要が出てくるのです。スケルトンにして自由に水回りを配置することが可能になっても、配置する場所によっては、床が上がり、フラットの状態に出来ない場合があるので注意が必要です。

特に、バリアフリーリフォームのためにスケルトンにする場合は、確認したうえでプランニングしましょう。

■抜けない柱がある木造住宅

自由度が高いとはいえ、木造住宅の場合は、室内側の全ての柱を抜けるというわけではありません。中には、室内を区切るため、またドアを付けるためだけに立てた柱もあり、それは取っ払うことが可能かもしれませんが、柱の中には大黒柱と言われるような家を支える柱、梁や屋根の重さがしっかり乗っかっている柱があり、プランニング上、邪魔だと思っても抜けない場合があります。

特に地震大国の日本においては、建築基準法で定められた耐震基準があり、地震から家や家族を守るために抜けない柱があります。スケルトンにするといっても、リノベーションである限り、必要な躯体は確実に残したうえでプランニングする必要があるのです。

まとめ

リノベーションにおけるスケルトンとは、木造では柱や梁、基礎などの躯体部分、マンションなどの鉄筋コンクリート造では、共有部分だけを残して設備機器や内装材などを全て取っ払った状態にすることです。

スケルトンにすることで、縛りをなくし自由にプランニングできたり、建替えや新築より費用を抑えたりする事が出来ます。

このように、スケルトンにすることにはメリットが沢山ありますが、マンションでは配置によってバリアフリーにならなかったり、木造では耐震面を考えて抜けない柱があったりもします。スケルトン=完全な自由ではない場合があることを忘れないようにて下さい。

そのためにも、家の構造をよく調べ、リノベーションする時の方法を事前によく業者や家族と話合ってから進めるようにしましょう。

自然素材リノベーションで 実現する豊かな暮らし
無料相談
オンライン相談
Scroll Up