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高断熱・高気密住宅にはダニが発生しやすいってホント?!

投稿日:2021年7月21日

エアコンの効きを良くし、夏は涼しく、冬は温かく快適に暮らすために、家の断熱性を上げることが勧められます。しかし、その一方で意外なところで問題となっていることがあります。それは、アレルゲン物質が増えているという点です。快適になっているはずの家で、反対に住みにくい要素を作り出している可能性があるのです。

断熱リフォーム・リノベーションとアレルゲンの関係性、またどのように健康にも配慮した家にリノベーションできるかについてご紹介したいと思います。

高断熱住宅がアレルギーの原因になる?

リフォームやリノベーションで断熱材の入った高断熱な家にするケースは増えています。高断熱な家は、高気密な家でもあり、外気に影響されることなく、安定した快適な室温を保てること、そのため冷暖房の効きが良くなり、光熱費の節約にもなるとメリットが沢山ですが、一方で問題も生じています。

■高断熱の家でダニに悩まされるようになった!?

ダニが発生し、好んで生息しやすい環境は、室温25℃以上、湿度70%以上と言われています。梅雨から夏のこの時期は、まさにダニが好む季節です。特に、雨が降って、思うように窓をあけての換気が出来なかったり、カーペットや布団を定期的に干せなかったりする環境も相まって、ダニが増殖する傾向にあります。夏が終わって冬に入っても、高断熱な家は温かな環境が続くので、ダニにとっては1年中住みやすい環境になってしまっています。そんな、ダニに噛まれることもありますし、ダニの糞や死骸によって喘息や鼻炎、皮膚炎といったアレルギー症状が出る人が意外と増えてしまっているのです。

高断熱の家で、涼しい環境を保つのであれば、問題ないかもしれません。しかし、外出が多く日中に換気や掃除が行き届かず、風の流れが悪い部屋や押入れ、クローゼット内などは、気密性があがったせいで、さらにダニが安定して繁殖しやすい環境になってしまっているケースも増えています。そのような家ではダニ以外にも、カビも繁殖しやすくなっています。しかも帰宅時に、窓を開けて換気することなく、そのままエアコンをつけてしまうことで、室内にダニやカビといったアレルゲン物質を充満させたままにしてしまっているお宅も少なくありません。

■化学物質に囲まれた気密性の高い家に!

断熱材が入った壁や天井、さらには窓やドアも断熱性能が上がり、室内は気密性の高い環境になっています。それは、頻繁に換気を行わなければ、室内の空気を閉じ込めているということになります。

そこで、意識していなければいけないのが内装材です。壁紙やフローリングの中には、ホルムアルデヒドなどの化学物質を含んでいるものがあり、アレルギー反応を起こしてしまうと、シックハウス症候群を発症してしまいます。気密性の高い空間で、そういった内装材に囲まれた環境で暮らす人が増えたため、シックハウス症候群を患う人も増えていき、界では問題となっていきました。

現在は、建築基準法によってシックハウス症候群を防ぐためのある程度の規制が出来たり、24時間換気システムを導入したりすることにより、予防できるようになりましたが、アレルギーを起こす度合は人それぞれなので注意が必要です。

高断熱で健康な家にリノベーションする!

高断熱、高気密な家にする限り、ダニやカビの繁殖は諦めるしかないのでしょうか?そのようなことはありません。高断熱な家でも、住む人の健康に配慮した家にリノベーションする方法はあります。

■換気の良い、風通しの良い家に!

風が流れず空気が溜まりやすい、クローゼットや押入れを、ウォークインクローゼットにして小窓をつけたり、出入口を2カ所設けて、回遊できる間取りにしたりすることで、風通しの良い収納スペースにすることが出来ます。ある程度の広さがあれば、収納スペースの掃除もしやすくなり、清潔な状態を保つうえでも効果的です。

また、布団やマットレスを定期的に天日干しすることは難しい場合でも、室内で立てかけて湿度をとれるような場所を間取りのプランニングの際から意識しておくことは役立ちます。毎日立てかけるつもりでも、ドアや家具があって通行の邪魔になってしまい、毎日の掃除が億劫になっているお宅は少なくありません。アレルギー体質の方は特に、清潔な寝具で休めるように、日頃のお手入れがしやすいスペースを確保しておきましょう。マットレスを立てかけたいスペースの壁には、家具やドアが無いようにしたり、窓の近くにスペースを設け、湿度をとりやすくしたり、花粉やpm2.5が飛散している日でも、布団を干せるようにサンルームやインナーテラスを設けておくことが出来るかもしれません。

■高気密でも安心できる自然素材を使ってリノベする!

高気密な空間の内装材が、体に良いものであれば、むしろ安心な空間になります。そのためには、内装材に自然素材を使いましょう。

珪藻土や漆喰の壁、無垢材を使ったフローリングで室内を仕上げるなら、体に有害な物質を避けられます。さらに、自然素材には抗菌作用もあるので、アレルゲン物質を抑制する効果も期待できます。調湿効果があるため、湿度によるカビの発生や、多湿を好むダニの繁殖も抑えてくれます。

まとめ

断熱リフォームを行うことで、外気の影響を受けない快適温度が保てる家になりますが、その一方でダニにとっても快適な環境を作ってしまっている可能性があります。家全体が換気できる環境にしていなければ、多湿になるうえ、冷暖房に頼ってダニやカビ、さらには化学物質といったアレルゲン物質が充満する空間を作り出してしまうかもしれません。空気が溜まりやすい収納内や水回りに窓を設けたり、回遊できる間取りにしたりして、風通しの良い環境にしておきましょう。掃除がしやすい間取り、マットレスを立てかけやすい間取りにすることも大事です。また、高気密な室内でのシックハウス症候群を防ぐためにも、自然素材を使った内装材を取り入れることもおススメです。

高断熱・高気密、しかもダニやカビなどのアレルゲン物質を防げる家に意識してリノベーションしましょう!

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