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アイランドキッチン

アイランドキッチンと対面キッチンって何が違うの?アイランドキッチンのメリット・デメリットとは?

投稿日:2021年8月27日

キッチンの配置やデザインを考える時、どんな選択肢が浮かぶでしょうか?一般的な壁付けキッチンや対面キッチン、I型キッチンやL型キッチン、さらにはアイランドキッチンの名前があげられるかもしれません。しかし、キッチンの種類は今のように、キッチンのスタイルで呼ばれることもあれば、形で呼ばれることもあります。そのため、アイランドキッチンという名前はよく聞くし、おしゃれなイメージはあるけれど、対面キッチンと何が違うの?という方も少なくありません。

アイランドキッチンとは、どのようなキッチンの種類なのでしょうか?メリットとデメリットも知っておきましょう。

アイランドキッチンと対面キッチンは違うもの!?

壁付けキッチン以外のキッチンの種類として挙げられる対面キッチンとアイランドキッチンですが、この2つは違うものなのでしょうか?

■アイランドキッチンは独立した対面キッチン

アイランドという名前の通り、島のようにキッチンが独立したスタイルのものをアイランドキッチンといいます。そのため、前後左右に壁が接着している部分がないので、対面して料理することが可能です。

ですから、アイランドキッチンは対面キッチンと別の種類ではありません。対面キッチンの種類のひとつで、独立型の対面キッチンのことです。

■対面キッチンには種類がある

アイランドキッチンを含む対面キッチンには、下記の通り他にも幾つかの種類があります。

①ペニンシュラキッチン

半島という意味のペニンシュラキッチンは、キッチンの左右どちらかが壁に付いているスタイルのキッチンです。アイランドキッチンのように独立してはいないものの、オープンな面が多く、対面キッチンの中でもアイランドキッチンの次に開放的なキッチンスタイルです。

②I型対面キッチン

キッチンの形が真っ直ぐなI型のタイプで、ペニンシュラとは違い、対面しながら室内を見渡せるものの、コンロ前だけは壁を立てたり、対面部分にカウンターや腰壁があって手元が隠せるようになっていたりします。

③L型対面キッチン

キッチンの形がL字型に曲がったタイプで、コンロ側は壁になっているのが一般的です。コンロとシンクがそれぞれの面にあるので、I型よりも距離が近くなり、移動が少なくてすむというメリットがあります。

④Ⅱ型キッチン(セパレード型キッチン)

コンロとシンクが別々になっていて、一般的に、シンクがアイランドキッチンのように独立したスタイルで、コンロは壁付けになっています。対面スタイルと壁付けスタイルの良いとこどりをしたデザインとも言えます。

さらに、対面式システムキッチンとして作られていない、壁付けのシステムキッチンでも、対面キッチンとして使用することが可能です。壁付けキッチンは、キッチンの背面を見せられるように化粧パネルが張られていないだけなので、壁付けキッチンを選択して、大工さんに背面に腰壁を作ってもらったり、カウンターを付けてもらったりすることで、対面キッチンにすることが出来ます。この方法によって対面キッチンよりも、比較的安価でキッチンを購入できたり、壁付けにしかない扉デザインや、サイズを選択することが可能になったりします。

アイランドキッチンのメリット&デメリット

対面キッチンの種類のひとつであるアイランドキッチンは、おしゃれなキッチンとして人気ですが、メリットもあればデメリットもあります。よく理解したうえでキッチンの選択肢に加えましょう。

■アイランドキッチンのメリット

・回遊できて導線が良い

キッチンの周りぐるりとスペースがあるため、どこからでもキッチンに近づくことが可能です。そのため、ダイニングテーブルや冷蔵庫など、どこにでも導線がスムーズです。

・キッチンを囲んで調理を楽しめる

回遊できるスペースがあるということは、キッチンを囲むスぺ―スがあるということです。そのため、ホームパーティーを楽しみたい方や、自宅のキッチンを使って料理教室を開いておられる方には特に人気です。

・主役級のおしゃれキッチン

アイランドキッチンは、独立して空間の比較的中央に配置することになるので、存在感の大きなキッチンになります。そのためLDKのテイストやデザインを左右する主役級の設備です。キッチンのデザインにこだわって家具のように配置することで、おしゃれなLDKを作ることが出来ます。

■アイランドキッチンのデメリット

・配置のために広いスペースが必要

アイランドキッチンを設置するためには、左右前後に通路が必要となります。そのため、室内に広いスペースが必要です。ダイニングキッチンにゆとりがなければ、アイランドキッチンを設置できたとしても、カップボードや家電を置くスペースが確保出来なかったり、回遊導線が確保できなかったりして、アイランドキッチンのメリットをいかせなくなるかもしれません。

・グレードが高く選択肢が少ない

アイランドキッチンは、全ての面を見せるキッチンとして化粧パネルで仕上げられており、サイズが大きいことからも、各メーカーでハイグレードなキッチンとして扱われているのが一般的です。そのため、価格が高く、I型キッチンに比べ選択肢が少なくなってしまいます。

・見た目の臭いもオープンになる

壁が無いためどこからでも見えるので、片付けていなかったり、汚れていたりするのもオープンに見えてしまいます。また、料理の臭いも部屋全体に広がりやすくなってしまいます。常に、掃除や片付けを意識しておく必要があるかもしれません。

まとめ

アイランドキッチンは、独立型の対面キッチンのひとつです。前後左右にスぺ―スがあり回遊できるアイランドキッチンは、開放的で導線が良く、会話やオシャレなデザインを楽しみながら人と集まって料理を楽しむことが出来ます。その一方で、広いスペースが必要であることや、一般的なI型キッチンに比べ高価で選択肢が少ないこと、見た目や臭いがオープンになってしまうというデメリットもあります。

アイランドキッチンを含め、どの種類やデザインのキッチンを選ぶにしても、よくメリットとデメリットを確認したうえでお気に入りのキッチンを見つけましょう。

 

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