動かせないなら活用すればいい!出窓を活かしたリノベーション

集合住宅の場合は戸建てと違って、窓は共有部分になります。そのため、自分の家の窓であっても、リノベーションで位置を動かすことが出来ません。しかもマンションであれば、おしゃれな窓として存在感のある出窓になっているお宅は少なくありません。リノベーションで、間取りやインテリアを考える際に、ここに出窓が無ければ、この出窓がもう少し小さければ、と思っても移動させることもサイズを変えることも出来ず、思い通りにならないことに、もどかしく感じることもあるかもしれません。

しかし、動かせないのであれば活用すれば良いのです。リノベーションによって、どのように出窓を活用できるのでしょうか?

1. 出窓を活かしたリノベーションの方法とは?

出窓を動かせない、サイズを変えられないというデメリットに目を向けるのではなく、出窓のメリットや特徴に目を向けることによって、上手く活用することが可能です。

■出窓の奥行きを活用する!

出窓と同じ高さでカウンターを作り、奥行きを伸ばすことで足が入る眺めの良いデスクを作ることが出来ます。出窓の奥行きを活用すれば、カウンターやデスクを普通に部屋の中に置くよりも、外に出ている奥行き分、部屋が広く使えるというメリットがあります。出窓部分に本や文具を置いたり、カウンターの奥行きを長めにとれば、足元にも収納棚を設けたりすることが可能です。また、窓からの自然光が入りやすい場所なので、リモート会議などの写りも良くなります。コロナ禍で在宅勤務となり、家にリモート空間が必要と感じておられる場合は、出窓のある部屋をリモート部屋にリノベーションすることで、出窓を活用して必要な部屋を確保できるのでおススメです。

また、出窓の奥行きにピッタリの造作家具を作って収納棚にすることも出来ます。飾り棚や本棚にすれば、部屋の収納力をアップさせることが出来ます。室内側に出っ張ってこないので、壁との凹凸がなく、収納が増えても圧迫感を感じさせません。しかも出窓のカーテンレールを活用すれば、棚に扉を付けなくても、収納したものをカーテンやロールカーテンで隠すことも出来ます。

■床の高さを変えれば、出窓の高さも変わる!

出窓そのものの高さは動かせないとしても、部屋の床の高さを変えることで、目線が変わり見える景色が違って見えたり、実質、窓の高さを変えたりすることが可能です。

例えば、床を下げるダウンフロアにすれば出窓の位置が高くなります。物を置ける出窓の特性を活かして、アイビーやワイヤープランツ、ポトスといった下に葉を伸ばすツル科の観葉植物を置くとおしゃれです。高い位置におけるうえ、日光があたる特等席に植物を置くことが出来ます。

反対に、小上がりを設けることで、出窓の位置を低くすることも出来ます。小上がりに畳を敷いて、座卓にすれば、出窓をひじ掛けのように使ったり、ベンチのように腰掛けたりすることもできます。座卓タイプの勉強机にすることも出来るかもしれません。出窓の窓側に和紙や和柄のロールスクリーンやシェードで外の景色を隠し、出幅部分に花を活けて飾れば、床の間のような雰囲気を演出することも出来ます。

2. 出窓を活用したリノベーションをする際の注意点

活用のイメージが出来ても、実際にリノベーションできるとは限りません。リノベーションをする前に注意点を確認しておきましょう。

■安全性は確保されている!?

床を上げて出窓に腰掛けられるようにしたり、収納として活用したりする場合は、安全性を確認しておく必要があります。窓の下に構造体が入っていて、しっかりしている出窓であれば問題ないかもしれませんが、壁からサッシフレームのみで突き出すように付いている出窓の場合は、重さに耐えられない可能性があります。そもそも人が座るように造られていないため、体重を全部かけると倒壊の危険があるかもしれません。構造面を確認したうえで活用法を考えましょう。

また、直接出窓に座らない場合や、床をあげて座った状態で外が見えるようにする場合は、安全性を確認しておく必要があります。座った場合は目の高さになって丁度良いかもしれませんが、立ち上がると、窓の位置が低くなります。物も落ちやすくなりますし、子供であれば容易に体が出せるほどの高さかもしれません。そのため、落下防止のために手すりを付けたり、鍵にロックがかかるようにしたりして、安全を確保しておきましょう。

■採光や換気を忘れずに活用

窓が開けられないほど奥行きのあるカウンターを設け、換気が出来なくなったり、収納スペースにしてしまったために光が入らず部屋が暗くなってしまったりする失敗例があります。カーテンの開け閉めがし辛くデスクの上の物を倒しやすかったり、換気が出来ずカビやすい部屋になってしまったりすることもあります。出窓を活用することばかり意識してしまうと、窓本来の自然光や風を取り入れる役割を果たさなくなってしまうことがあり得るので注意が必要です。

出窓にカウンターを設け延長させる場合でも、開け閉めができるか、カーテンレールをどこに設けるかを確認しておきましょう。収納棚を設ける場合には、必要な自然光を遮ってしまわないかを確認し、ガラスなど光を通す材料を使って明かりが遮断されないように工夫することも出来るかもしれません。

3. まとめ

集合住宅では、共有部分になるため動したり、取っ払ったりすることが出来ない出窓ですが、リノベーション次第で、出窓だからこそ活用できるメリットもあります。奥行きを活用してカウンターを設け、デスクにしたり収納スペースに変えたりすることが出来るかもしれません。床の高さを変えれば、出窓の高さも変わるので、部屋の雰囲気に合わせて、植物を飾ったりベンチとして活用したりすることも出来ます。

安全性や窓本来の、採光や換気を確認したうえで、出窓を活用したリノベーションを行いましょう!


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