好みのテイストに家丸ごとコーディネートするうえで、壁や床、ドアといった内装材に関してはコーディネートしやすいですが、キッチンやトイレ、洗面所など設備機器がある水回りでコーディネートすることには難しさを感じる方は少なくありません。特に自然素材や、木が豊富に使われて温かみのある人気の北欧テイストでは、ステンレス素材の多い設備機器と合わない気がするかもしれません。
どのように水回りも北欧テイストにコーディネートすることが出来るのでしょうか?水回りごとのコーディネートのポイントをご紹介したいと思います。
LDKがワンルームになっている場合、リビングやダイニングは比較的北欧テイストに仕上げやすいかもしれませんが、キッチンがういてしまわないように、どのように北欧テイストにコーディネートすることが出来るのでしょうか?ポイントをご紹介したいと思います。
北欧スタイルは、白をベースに、ナチュラル色の木材を使ったインテリアスタイルです。キッチンも家具に合わせてナチュラル色にすることで、温かな雰囲気を崩さずコーディネートすることが出来ます。
メーカーが取り扱うシステムキッチンであれば、天板はステンレスよりも、人工大理石の白の天板にして、扉は木目調のナチュラル色を選びましょう。天然木が合わせやすいですが、プリントされたものでも、光沢がないものを選ぶことで、ナチュラルな雰囲気になります。選びたいキッチンメーカーの中に、家具やフローリングに合う木目のものが無いのであれば、白やパステルカラーのものを選ぶことで、リビングダイニングの北欧テイストを壊さずにすみます。もしくは対面キッチンにして、キッチンを隠すように木で造作カウンターを作れば、キッチンのデザインや色をそれほど気にする必要がありません。また、カウンター材と同じ木で、背面収納を作ることで、さらに統一感が生まれます。また、レンジフードはメタリックなものよりも、白を選ぶことで、部屋の雰囲気を壊さずにコーディネートできます。
逆に、キッチンを部屋のアクセントとして使うことも出来ます。北欧スタイルを代表するブランド、マリメッコのように原色を使ったビビットなカラーを取り入れるスタイルもあります。そのため、室内は白やナチュラル色の自然素材をベースにしつつも、キッチンの扉に赤や黄色といったビタミンカラーを取り入れるのもオシャレです。
システムキッチンのモダンな雰囲気を避けたいのであれば、オーダーメイドキッチンにすることで、素材やデザインも北欧家具のように作ることが可能です。扉やキッチン側面に他の家具と同じナチュラル色の木を使いましょう。
オーダーメイドキッチンのデザインを決める際には、お気に入りの北欧家具を伝えることでデザインや素材を合わせやすくなります。
また、キッチンカウンターには小ぶりのペンダントライトを設置したり、背面収納に小物や食器、観葉植物を飾ることが出来る飾り棚を設けたりすることで、キッチン空間全体を北欧スタイルに仕上げることが出来ます。
独立した空間である洗面所やトイレであっても、他の部屋と繋がりを持たせるために北欧テイストに仕上げることが可能です。洗面所とトイレを北欧テイストに仕上げる際のポイントをご紹介したいと思います。
キッチンと同様、洗面台の扉に木目を取り入れることで北欧テイストな空間に合わせることが出来ますが、メーカーが取り扱うシステム洗面台を採用するよりも造作する方が、より北欧テイストな洗面台や手洗い器にすることが容易です。
木カウンターに白の陶器の洗面ボウル、シンプルな蛇口と一面鏡を組み合わせて造作しましょう。水滴がつきやすい壁面部分に、タイルを張ることで、北欧らしさが演出できます。鏡のフレームや収納棚にカウンターと同じ素材の木を使うことで、トータルコーディネートが出来ます。
床には、本物のテラコッタタイルを使うことで北欧らしくなりますが、クッションフロアやタイルフロアでも、テラコッタ調やタイル調のデザインを取り入れることで北欧テイストに出来ます。タイルを張る場所以外の壁は、調湿効果のある珪藻土でパターンを付けて塗ることも出来ますし、塗り壁調のクロスを選ぶことによってもシンプルながらも温かな北欧らしさが演出出来ます。
トイレの床や壁も洗面所と同じようにタイルや塗り壁を使うことがポイントです。壁の一部をアクセントウォールとして、タイルやパステルカラーのクロスを張ることでオシャレな空間になります。便器は白を選び、手洗い器の収納扉やカウンターにはナチュラル色の木目を選びましょう。
また、北欧らしい小物を使うことも重要です。飾り棚やニッチを設けて、観葉植物を飾ったり、北欧のテキスタイルを使ったファブリックパネルを飾ったりするのもおススメです。
さらに、温かな雰囲気を出すために小ぶりなペンダントライトやブラケットライトを付けることでも柔らかな光で北欧テイストを演出出来ます。
メタリックな素材でモダンな雰囲気が強い設備機器がある水回りでも、色や素材をコーディネートすることで北欧テイストにすることが可能です。造作出来るものは、カウンターや扉にナチュラル色の木を使いましょう。メーカーのシステムキッチンやシステム洗面台を使うのであれば、光沢の無い木目調の扉を使うか、白やパステルカラーなど淡い色を選ぶことで、内装材とコーディネートしやすくなります。あえてビタミンカラーを取り入れて、設備機器をアクセントに使うことも出来ます。水回りの床にはタイルやタイル調のもの、壁にはタイルや塗り壁を使うことで、自然素材の温かみがある北欧テイストにコーディネート出来ます。
水回りも自然素材を取り入れて、家中丸ごと北欧テイストにコーディネートしてみましょう。
『水回りも北欧テイストに出来る!?北欧テイストにするポイント』の記事で北欧デザインへの理解を深めましたか?それなら、次に読むべきは『北欧家具が似合う家にリノベーションでコーディネートするコツ』です。ここでは、お部屋全体を見事にコーディネートし、北欧家具を一層引き立てるリノベーションのヒントが満載です。一歩進んだ北欧スタイルを目指しましょう!
この記事で、水回りの北欧テイストのコーディネートについて学びました。そしてもし、このスタイルを自宅に実現したいと思っているなら、それを叶えるパートナーが私たちリノベ@計画です。
東京都渋谷区を中心に、お客様のライフスタイルに合わせた心地よいデザインと暮らしやすい住まいを提供しています。キッチン、トイレ、洗面所といった水回りから全体の空間まで、自然素材を活かし、あなただけの北欧スタイルの住まいを創造します。
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